2014年

4月

08日

「札幌展」のチラシができた!

 

  写真展「熊野の郷・雲」札幌展のチラシができました。

 

 でもこのチラシは、特別に印刷業者に発注した、微光沢のあるコート紙を使用したようなカッコいいチラシなどではなく、普通一般のA4サイズコピー用紙に、僕のプリンターで増し刷りをして、2枚目をホッチギスで止めただけの、とっても見栄えの悪い手づくりのチラシです。

 

 金銭的に余裕がなくて、印刷業者に発注できる予算もなくて。でも、僕のアイデアでデザインとレイアウトを考えたオリジナルで、モノクロ写真展の案内状らしくシンプルで、僕は気に入っています(苦笑)。

 

 だから、このチラシでも僕は堂々と胸を張って、札幌の障害者団体や小規模授産所に写真愛好家グループへダイレクトメールの案内状を送るつもりです。テレビ局や新聞社への取材依頼のあいさつ回りにも、このチラシを持って行きます。当日の写真展会場でも、観に来てもらった人たちにこのチラシをお配りします。

 

 どうか、皆様もそんなつもりで、ご覧になって下さい(ちょっと、テレ笑い)。

 

 

 

  表 紙

 

  表 紙 ウラ

 

  第 二 紙 面

 

  添 付 書 類

 

               使用申請に添付する調査書として

 

札幌市教育文化会館

      管理課 御中、

                                     中田輝義

                                     広島県安芸郡熊野町・・・・・・・

 

 この度は札幌市教育文化会館4Fギャラリー使用につき、お世話をおかけいたします。

 

 使用予定日は、2014年(平成26年)5月19日~25日です。使用目的は、中田輝義写真展「熊野の郷・雲」(モノクロ写真、B3サイズ木製パネル仕上げ30点)の開催です。

 僕個人と、写真展の概要をお知らせするため、資料を数紙添付しました。日常勤務の忙しい中、恐縮ですがよろしくご一読をお願いいたします。

 

 「熊野の郷・雲」展の内容については、僕のホームページ「 terry’s room 」、

http://terrys-room.jimdo.com/ フォトギャラリー・コーナーと、terry’s Blog コーナーの過去全部より、2012・7・02 付け ”「熊野の郷・雲」写真展を終えて ” に、掲載しております。ご面倒ですが合わせて閲覧していただければ幸いです。

 

 今回の札幌市教育文化会館での写真展開催に、なぜ唐突にも広島県在住の者が札幌で行うのか、いぶかしげに思っておられることと拝察します。

 

 僕はかつて、札幌市内に写真事務所を置くフリーのプロカメラマンでした。(財)北海道難病連や北海道社会福祉協議会などの依頼を受けて、北海道内の身体障害者や難病患者の写真取材を担っておりました。

 1980年から始まった「国際障害者年」には、それまでの僕の写真活動をまとめる「中田輝義写真作品展」(1985年4月・札幌市民ギャラリー・ モノクロ写真B3サイズ、200点)を開催したこともありました。

 

 そのような折、僕は重症筋無力症を発症し、やむなく北海道での写真活動を断念して実家のある広島市内に帰らざるをえないことになりました。

 広島大学医学部付属病院で拡大胸腺摘出の手術を受けて、三度の長期入院とその後の自宅療養生活。その間、体幹機能障害と上下両肢機能障害により日常的に車イスを使用する生活となり、身体障害者手帳1種1級が交付されました。

 

 身体障害者・難病患者をテーマにした写真を撮っていたのに、その僕自身が難病患者で身体障害者になるなんて。何という運命のめぐりあわせか。自宅に引きこもり、長い闘病生活が始まりました。

 

 僕は、「国際障害者年」当時、取材で知り合った障害者たちとその後も写真を離れて付きあいがあり、” 自分の障害に負けないでかんばろう!” と話していたのに、当の僕自身が障害者になったときにへこたれていたのでは申し開きができない。会わせる顔もない。自分の撮った写真に嘘をつくことになる。

 そう決心して広島の自立生活の中で、いまの自分にできることをやろうと思い、「電動車イスひとり旅」ー広島県熊野町から札幌まで1830kmー(2007年)や、広島市市民交流プラザで写真作家の復帰を期す写真展「熊野の郷・雲」(2012年)などに取り組んできました。

 

 今回、札幌市教育文化会館ギャラリーでも写真展を開催する意志と動機は、かつて札幌で親交を結んでいた写真仲間に友人知人や障害者の人たちに、僕が障害を持つ身体になっても、なんとか車イスで撮影できる写真に取り組んでいる姿を見てもらいたい。

 あわせて広く札幌市民の人たちに、僕のように人生の中途から車イスの障害者になっても、次の生きがいや夢を持って生きていることを伝えたい。いまの世の中で、何かツライことやストレスを抱えながら生きている人たちを励ましてあげたい。このような思いから札幌の地での開催を決意しました。

 

 写真展「熊野の郷・雲」札幌展が、障害者への理解を深めてもらうために少しでも何かのお役に立てば、僕にとってこれほど光栄なことはありません。

 

 どうぞ格段の配慮をたまわり、ご支援とご指導をよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。

 

 

                                   広島県・熊野の郷の住人、中田輝義 拝

                                             2013・7・01 記

 

 

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コメント: 4
  • #1

    fumifumi (日曜日, 13 4月 2014 11:18)

    テリーさん、ご無沙汰です。
    立派なチラシも出来上がっていよいよですね。
    5月中旬になれば札幌も少し暖かくなって心地よい風が吹く頃でしょうか。
    今回は見に行けそうにないのでこのブログでの報告を拝見したいと思います。
    あまり無理をされず、楽しんで来て下さい。

  • #2

    中田輝義 (日曜日, 13 4月 2014 23:11)


    fumifumi さんへ、

    はげましのお便り、ありがとうございました。
    そうですよね!
    もし突然、なんの前触れもなく、札幌市教育文化会館のギャラリーに、
    fumifumi さんがすらりっと現れたら、
    僕はおどろいて腰を抜かして、
    車イスからすべり落ちるだろうなぁと想像して、
    ひとり肩を揺らして笑いこけていました、あっははは!
    4/17から一週間、写真展準備のために札幌に行って来ます。
    前哨戦が始まりました。
    昔からの仲間が待ってくれています。
    楽しくなりそうです。
    テリー 拝


  • #3

    共同文化社 長江 (月曜日, 14 4月 2014 17:51)

    早速、札幌店のご案内をお送りいただきありがとうございました。いただいたご連絡が遅くなってすみません。
    謙遜されていますが、立派なパンフレットに驚いています。札幌はまだ風が冷たいのですが、5月半ばにはきっと暖かくなっているはず。
    どんな写真展になるのか楽しみにしています。
    まずは体調を整えて、無事に到着されることを願っています。

  • #4

    中田輝義 (月曜日, 14 4月 2014 19:49)


    共同文化社 長江さんへ、
    こちらこそ、コメントをありがとうございました。

     ところで、お気付きでしょうか。表紙を差し替えました。
    後援に、一般財団法人北海道難病連に加えて、(株)スズキ自販北海道が入りました。
    「電動車イスひとり旅」のときにご縁が出来たスズキ自販北海道に、写真展準備や本番中の僕の行動力の確保のために、セニヤ・カーのレンタルをお願いしていました。
     もちろん、通常業務としてスズキ自販北海道ではレンタル事業を行っていないのですが、ショールームに展示している試乗車かデモンストレーション車を特別にレンタルして下さいという、トンデモナイお願いだったのです。

     2007年当時の電動車両部・セニヤカー担当者もその当時の社長もすでに交替していて、もうあたって砕けろ、ダメでもともとの覚悟でお願いしたところ、新任の社長決裁で準備期間中も含めてセニヤカーの無償レンタルと運搬の搬入搬出も引き受けて下さり、後援の名義も承認していただきました。これで僕の ” 足 ” が確保されたことになり、行動力がアップされることになります。大感激です。わずかなご縁だったのに、ありがたいことです、心から感謝しています。
     そして、たくさんの方々に助けられて札幌展が開催できる幸せをかみしめています。

     期日が近づくに従って、予想しなかったことや、突発的なことも起きますね。バタバタとあわてずに、柔軟に対応していこうと思っています。また札幌のみなさんと楽しい思い出がつくれれば、こんな楽しいことはありません。

    中田輝義 拝

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